しこり玉ってなに?
しこり玉とは、含み損を抱えたポジションのことです。
しこり玉は、上値抵抗線(レジスタンスライン)や、下値支持線(サポートライン)として見ることができます。
下値支持線は「買いが増えやすく、株価が下げ渋りやすい価格帯」、上値抵抗線は「売りが増えやすく、株価が伸び悩みやすい価格帯」のことをいいます。
今回はしこり玉の見つけ方について書きます。
しこり玉の見つけ方
しこり玉は、次の4つのポイントに注目することで見つけることができます。
- 株価の推移
- 出来高
- 価格帯別出来高
- 回転日数
株価の推移
しこり玉は、含み損が大きくなりすぎて損切りできないポジションのことです。
- 株価が下落すると思って空売りしたが、予想に反して大きく上昇してしまった場合
- 株価が上昇すると思って買ったが、予想に反して大きく下落してしまった場合
このような場合「しこり玉」はよく発生します。
投資をするときに、株価がどのように推移して現在の株価になったのかを考察することで、しこり玉を見つけることができます。
例えば、直近で株価が大きく下落している場合、高値圏にしこり玉がある可能性があります。
要するにしこり玉は「投資家がさっさと手放したいと考えているポジション」になります。
そのため、少しでも含み損が縮小したりすると手仕舞いすることが多く、将来の売り圧力や買い圧力になりやすいのです。
出来高
出来高とは、売買が成立した数です。
出来高を見ることでその銘柄でどれくらいの売買が成立したのかがわかります。
例えば、株価が大きく動いたとしても、出来高が少なければ買った人は少ないということがわかります。
なので、しこり玉があったとしても、そこまで多くはないです。
反対に出来高が多ければ、それだけ買った人が多いので、しこり玉がある可能性があります。
価格帯別出来高
価格帯別出来高とは、価格帯ごとの出来高がわかる指標です。
出来高は「いつ、どれくらいの売買が成立したのか」を表す指標ですが、価格帯別出来高は「いくらで、どれくらいの売買が成立したのか」を表す指標となります。
価格帯別出来高はしこり玉を確認するのに有効で、出来高が多くなっている価格帯はしこり玉が溜まってる可能性があります。
回転日数
回転日数とは、信用取引で新規建てしてから返済をするまでの平均日数のことです。
信用取引で新規建てしてからどれくらいでポジションを解消しているのかを表した指標となります。
取引が多い銘柄は回転日数が短くなり、取引が少ない銘柄は回転日数が長くなる傾向にあります。
しこり玉は決済しようにもできない状況なので、回転日数が長くなっている銘柄はしこり玉がある可能性があります。
まとめ
しこり玉の見つけ方は以下の通りとなります。
・株価が大きく下落または上昇している時
・出来高が多い時
・出来高が多い価格帯
・回転日数が長い銘柄
しこり玉を見つけて、売買の判断に役立てよう!
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