男の子が恋する物語
池松君の演技を観に行ったのですが、主人公の子役に感情移入して観た方が楽しめると思います。
特に男性の方が楽しめるかなと思います。
というのも、この物語は小学6年生の男の子が、中学生の女の子に恋する物語なんです。
多くの男性が同じような経験をしたことがあるのではないでしょうか。
そんな甘酸っぱい青春を、痛々しくなく、さわやかに感じられる内容になっています。
少し後味が悪い
男の子と女の子とフィギアのコーチである池松君が、仲良く湖の上で踊るシーンは感動的です。
ですがあることをきっかけに、3人の仲が気まずくなります。
それが劇中で解消されないまま終わってしまうのが、後味が悪く残念です。
主題歌が心に刺さる
主題歌がエンドロールで流れるのですが、歌詞の内容が男の子の心情を表しているようで、胸に刺さります。
それもそのはず、この映画は主題歌である「ぼくのお日様」を監督が聴いて、着想を得たという話です。
この映画はカンヌ映画祭にも出展しているのですが、そこまで話題になっていないのが残念です。
かく言う私も期待せずに観に行ったのですが、思いの他良かったので皆さんにも観てもらいたいなと思います。