
こんにちは、サラリーマン兼株式投資家の義光です。
今回は「T.S.Iの株価」を予想して、強みと弱みについて解説していきたいと思います。

🔳T.S.Iの株価を予想
✅2021年3月に上場したばかり
✅売上は4年で2倍
🔳T.S.Iの強みと弱みを解説
✅子会社に建設会社がある
✅介護事業と不動産事業を手掛ける
✅ 2025年問題
✅人材確保(弱み)
「T.S.Iの株価は、今後どうなるかな・・・」
今回は、そんな疑問にお答えしていきます。

【結論】T.S.Iの株価は、人材確保次第で上昇する
T.S.Iの株価は、上場直後大きく株価を下げましたが、2021年8月より上昇トレンドに乗りました。
T.S.Iの主力事業は介護事業なので、人材確保が大きな焦点となります。
今回は「T.S.Iの株価」を予想して、強みと弱みについて解説していきたいと思います。
T.S.Iの株価を予想

それでは、T.S.Iの株価を予想していきましょう。
上場直後は株価が下がったものの、2021年8月より上昇し続けています。
まずはT.S.Iの現状について、簡単に整理しておきましょう。
2021年3月に上場したばかり
T.S.Iは今年3月に上場したばかりで、株価の情報が少ないです。
下図は、T.S.Iの週チャートです。

上場した当初は4000円ほどの値がついていましたが、その後どんどん価格が下がり、8/20には1379円の最安値をつけました。
しかしその後、株価は上昇し、2700円あたりを推移しています。
売上は4年で2倍に成長
売上の推移を見てみると、2017年度は12億円だったのに対し、2020年度は30億円近くに伸びています。
つまりT.S.Iの売上は4年で2倍以上、増加したということです。

T.S.Iは上場して間もない状況ですが、順調に売上を伸ばしています。
果たしてここから、T.S.Iの株価はどうなるのでしょうか?
強みと弱みを分析し、予想していきましょう。
T.S.Iの強みと弱みを解説

ここまで、T.S.Iの株価と業績について解説してきました。
このまま業績を伸ばし続ければ、株価は自ずと上昇していくでしょう。
以下に、T.S.Iの強みと弱みについて解説していきます。
子会社に建設会社がある
T.S.Iの最大の強みは、子会社に建設会社を持っていることです。
これにより、施設建設の費用を抑え、入居者の家賃を低価格化させることができます。
2021年8月 滋賀県にアンジェス神照(29室)オープン
〃 愛知県にアンジェスみよし(59室)オープン
2021年10月 滋賀県にアンジェス瀬田(29室)オープン
〃 静岡県にアンジェス浜松佐鳴台(29室)オープン
2021年~2023年の間は年間5棟(150室)を新設する予定で、10年後は150棟を保有する目標を立てています。
介護事業と不動産事業を手掛ける
T.S.Iは介護事業だけではなく、不動産事業も手掛けています。
2021年度の実績をみてみると
介護事業 売上 1335百万円 利益33百万円
不動産事業 売上 226百万円 利益62百万円
売上では介護事業が上回っていますが、利益を見てみると不動産事業の方が儲かっています。
今は不動産業界全体が好景気なので、これは大きな強みになります。
2025年問題
2025年問題をご存知でしょうか?
2025年問題とは、2025年までに団塊世代が75歳以上の後期高齢者となるタイミングの前後で発生する、様々な問題のことです。
もちろん、介護問題もその一つです。
今、介護事業の需要が高まっており、この傾向は2025年前後まで続くと予想されます。
人材確保(弱み)
T.S.Iだけではなく、介護事業会社の一番の問題点は人が定着しないことです。
介護の仕事のイメージと言えば
- 給料が安い
- 力仕事
- 離職率が高い
介護施設が増えても、従業員が集まらなければ運営は成り立ちません。
T.S.Iが今後株価を伸ばしていくためには、人材確保は避けて通れません。

日本の首相が岸田首相に変わり、介護事業への支援が政策として盛り込まれるかもしれません。
介護事業を拡大させるためには、介護職員の手厚い手当です。
もしそれが実現すれば、T.S.Iの株価上昇に追い風となるでしょう。
まとめ
以上により、今回は「T.S.Iの株価」を予想して、強みと弱みについて解説させていただきました。
ここまで解説してきた項目について、最後にもう一度おさらいしておきましょう。
🔳T.S.Iの株価を予想
✅2021年3月に上場したばかり
✅売上は4年で2倍
🔳T.S.Iの強みと弱みを解説
✅子会社に建設会社がある
✅介護事業と不動産事業を手掛ける
✅ 2025年問題
✅人材確保(弱み)
【結論】T.S.Iの株価は、人材確保次第で上昇する
T.S.Iは上場したばかりで、最近株価が上昇し始めました。
業績は増収増益傾向であり、子会社の建設会社を利用して、多くの介護施設を建設する予定です。
その介護施設で働く人を確保できるかが、T.S.I株価上昇へのカギとなります。