
こんにちは、サラリーマン兼株式投資家の義光です。
今回は「広済堂の株価」を分析して、強みと弱みを解説していきたいと思います。

🔳広済堂の株価を分析
✅事業内容
✅株価
✅業績
🔳広済堂の強みと弱み
✅子会社に超優良企業
✅中国企業が大株主
✅麻生グループも大株主
✅情報セグメントが赤字(弱み)
「広済堂の株価は、今後どうなるかな・・・」
今回は、そんな疑問にお答えしていきます。

【結論】広済堂の株価は、買収によりプレミア価格がつく可能性があります。
広済堂の株価は、今年の9月大きく上昇しました。
筆頭株主の麻生グループが、中国企業に株を売却したためです。
今回は「広済堂の株価」を分析して、強みと弱みを解説していきたいと思います。
広済堂の株価を分析

それでは、広済堂の株価を分析しましょう。
広済堂の株価は現在、下落傾向にあり割安水準になっています。
まずは広済堂の現状について、簡単に整理しておきましょう。
事業内容
広済堂の事業は3つのセグメントから成り立っています。
- 情報 出版・印刷
- 人材 求人・人材紹介・人材派遣
- 葬祭 火葬葬儀場の運営
株価
今年の9月に2000円に近づくほど高騰しましたが、
その後は1000円を切り、現在は800円付近で安定しています。
月足チャートを見ると、全体的には上昇トレンドで、長期投資向きの銘柄であることがわかります。

業績
売上は300~350億円で安定しており、成長性は感じられません。
営業利益は6~7%、PERは11倍
営業利益は少し物足りませんが、株価は割安の水準です。
広済堂の業績は横ばいで、成熟産業と言えます。

果たしてここから、広済堂の株価は上昇するのでしょうか?
以下に、強みと弱みを解説していきましょう。
広済堂の強みと弱み

ここまで、広済堂の株価について解説してきました。
広済堂の火葬事業は、多くの企業が注目しており、プレミア価値があります。
以下に、広済堂の強みと弱みを解説していきます。
子会社に超優良企業
東京の火葬葬儀をほぼ独占している、東京博善を子会社に持っています。
住民が反対するため、同業他社が火葬場を新設するのは難しいのです。
高齢化社会が続く2040年までは、利益の増加が期待できます。
中国企業が大株主
広済堂の筆頭株主は中国企業です
中国は土葬社会ですが、土地不足から火葬への切り替えが始まっています。
中国の火葬技術は低く、東京博善の火葬技術が欲しいわけです。
麻生グループも大株主
麻生副総理の実弟が会長を務める麻生グループも、廣済堂の株を取得しています
少し前までは筆頭株主でしたが、上記の中国企業に売却しました。
このように広済堂の株は、火葬葬儀のノウハウの魅力から、頻繁に売買されています。
情報セグメントが赤字(弱み)
直近の決算で3億円の損失を出しており、他の事業の足を引っ張っている状態です。
NTT印刷と業務提携をして、デジタル印刷の生産連携体制を構築する予定となっていますが
世の中が電子化されている中、印刷業は縮小傾向にあり、売上UPの期待はあまりできません。

まとめ
以上により、今回は「広済堂の株価」を分析して、強みと弱みを解説させて頂きました。
ここまで解説してきた項目について、最後にもう一度おさらいしておきましょう。
🔳広済堂の株価を分析
✅事業内容
✅株価
✅業績
🔳広済堂の強みと弱み
✅子会社に超優良企業
✅中国企業が大株主
✅麻生グループも大株主
✅情報セグメントが赤字(弱み)
【結論】広済堂の株価は、買収によりプレミア価格がつく可能性があります。
広済堂の株は、過去に麻生グループと中国企業が、大量に買い付けを行っています。
その理由は、子会社の東京博善の火葬技術力が欲しいからです。
今後も広済堂の株が欲しい会社が現れ、高値で買収するかもしれません。